ムダを省き、“最適な保障”を“必要な期間”に見直すのが『保険見直し』
次のような方は、ムダ払いをしている可能性があります。
上手に生命保険を見直しするためには、まず保障の目的をしっかりさせ、 公的な制度で補える保障を考慮し、不足する額を算出することが必要です。
「見直し」のホントの理由は…
第1に、保険契約内容は変わらなくても、情勢や事情が絶えず変化することにより、「商品価値に変化が生じること(多くの場合は、価値が下がってしまう)」に あります。
仮に家族構成や会社の情勢、収入面などの内情が変わらなくても、外的要因は流動的ですから、内情が不変であっても見直しは必要になるのです。
第2に、契約当時に「知り得なかった重要事項」が必ず存在するということです。
大半の方が、売り手側論理による“主観的な案内”がきっかけで加入しており、不適切な保険契約のまま放置されているケースが目立っております。
保険加入時、実務面で長けているプロからアドバイスを受けて加入した方は ごく僅かでしかないのです。
また、加入時が適切であっても、定期的な見直しが放置されていては、「保険契約の価値が色褪せてくる」のは言うまでもありません。
また中流層以上の方々からしたら、「最低限の生活保障」では「経済的補填」、つまり「収入保障」がされたことにはなりません。
富裕層からしたら、「資産保全対策」が最大のニーズになっているケースが多くここで生命保険を有効に使わない手はないわけです。
そのほかに、「独身者には保険は要らない」とか「医療保険だけは必ず必要だ」とか自称プロとして活動している保険屋さんや実務経験の浅いFPが主導 しているのは、「消費者を統一的に限定枠に当てはめるという、視野の狭い頑なな考え方」なのです。
これも「売り手側の論理」ですので、賢い消費者はきちんと見分けるべきなのです。
また、特定の保険会社や保険商品を先に決めてしまうのも然りです。
わかりにくい保険だからこそ、根拠のない誤った情報に惑わされず、“既成商品”に捉われない広い視野・柔軟な発想でオーダーメイド設計を組む…これが適切な考え方・工程なのです。
(ただ、これは、独力ではなかなかできないことですので、ご相談下さい。)
また、「安い保険」は、条件を絞っての検証であれば良いですが、その条件選定自体が不適切であったら、全く無意味です。よって適切な条件設定を見出す前に安易な見積試算で喜んでいてはダメです。単なる安い保険は、それなりにウラがあるものです。ホントに万が一のことが起きた時に、「対象外だった」「既に効力が切れていた」「当初の保障額の1/10しか支払ってもらえなかった」ということだってあり得るのです。
これが間接的な「売り手側の論理」の1つです。
中流層以上の方や富裕層の方、事業主・経営者なら、なおさらこうした「売り手側論理」に屈してはいけないのです。